これは、欧州の気鋭の知性による、新世代の経済学である。
シンギュラリティにより、人類はAIによって隷属させられるという悲観論が広がっている。隷属なき道は、人類には残されていないのだろうか。
筆者は豊富なデータと研究成果を駆使し、それに断固たる楽観論を提示する。
ベーシックインカムの効用、貧困が引き起こす真の災厄、「
大きな政府」の存在意義、銀行の機能停止によって現れた影響、貿易自由化の
インパクト、移民が世界経済に与える福音、などなど。我々の先祖が夢見た
ユートピア。それは目の前にある。我々は今、
ユートピアに到達するために何をすべきなのか。筆者の示す道は、驚きに満ちている。経済学の新たなスタンダードとなるべき一冊であり、新世界への
羅針盤となる一冊。いちおし