【書評】『若い読者のための経済学史』 ナイアル・キシテイニー

「経済学とは、社会が資源(リソース)をいかに使うかを研究する学問」。そう語る筆者による、経済学がいかに世界を解き明かしてきたかの歴史書
 
アダム・スミスに始まり、マルサスケインズなどのそうそうたる経済学の大家の理論から、中央計画経済が破綻した理由、先進国が少子化になる理由、漢江の奇跡が起こせた理由、通貨危機が起こるメカニズム、などを解き明かした一冊。知っていそうでよく知らない経済学のあれこれについて、目から鱗が落ちる一冊。おすすめ