【書評】『超入門 資本論 』 木暮 太一

経済学史上、最も影響力のある著作と言っても過言ではない『資本論』。経済入門書作家である筆者が解説する、資本論のエッセンス。
 
資本論は、「価値」と「使用価値」、「剰余価値」、「剰余価値」が減っていくこと、の3つをエッセンスとしている。我々の給料を決める要素は何か、利益とはどのように生み出されるか、デフレ下で給料が下がるメカニズム、イノベーションの功罪、不況の役割、コモディティ化を乗り越える方法、などなど。身近なたとえで資本論、そして経済学の基本思想がよくわかる一冊。おすすめ