【書評】『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』 池谷裕二

脳科学者である筆者が、自分の子育てを通じて、脳の発達を考えた記録。
 
なぜ人は赤ちゃん言葉を使うのか、なぜ大人は辛いものが食べられるのか、なぜ鳥は三歩歩けばものを忘れるのか、なぜ子供は習いもしない文法を習得できるのか、なぜ子どもに様々な経験をさせることが重要なのか、なぜ早生まれのスポーツ選手は少ないのか、などなど。子どもが生まれたことで増した筆者の個人的興味、そこから証明される数々の脳科学理論。脳科学で裏打ちされた子育て論であり、人間の脳についての新たな知見を提示する一冊。おすすめ