【書評】『学校では教えてくれない差別と排除の話』 安田浩一

「ある差別を放置しているということは、容認していると同じこと」。そう語る筆者による、今そこにある差別の話。
 
技能実習制度、在特会ヘイトスピーチ、沖縄、など現実に存在する様々な差別。筆者がジャーナリストとしての取材を通じ、差別する側、される側双方の話から見えてきたこととは。何が当たり前か、何が普通か、何が異常か、そんな感覚を鈍らせていく差別。多くの人に知ってほしい、日本社会が抱える、静かな危機の話。おすすめ