2018-11-26から1日間の記事一覧

【書評】『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』 城戸 久枝

「父は、私の父になるまでに、どんな道を歩んできたんだろうか」。日本生まれの中国残留孤児二世である筆者による、自分につながる歴史をめぐるノンフィクション。 筆者の父は、中国残留孤児だった。三人称で語られる第一部では、満州国軍人であった祖父の話…

【書評】『若い読者のための経済学史』 ナイアル・キシテイニー

「経済学とは、社会が資源(リソース)をいかに使うかを研究する学問」。そう語る筆者による、経済学がいかに世界を解き明かしてきたかの歴史書。 アダム・スミスに始まり、マルサス、ケインズなどのそうそうたる経済学の大家の理論から、中央計画経済が破綻し…