2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】『スターバックス成功物語』 ハワード・シュルツ

世界有数のコーヒーチェーンとなった、スターバックス。そのCEOが語る、成功の秘訣とは。 偶然口にしたスターバックスのコーヒーにほれ込み、半ば無理やりスターバックスに入社した筆者。最高のコーヒーを届けるという使命を抱き、急速に事業を拡大させてい…

【書評】『桶川ストーカー殺人事件 遺言』 清水潔

これは、一介の雑誌記者の義憤の物語である。 筆者が取材に関わった、桶川駅前で起きた殺人事件。ストーカー被害に悩まされ、身の危険を感じていた被害者の再三の訴えにもかかわらず、埼玉県警は動かずに事件は起きてしまった。それに加えて、埼玉県警は事件…

【書評】『セーラが町にやってきた』 清野由美

「戦略あっても計算なし。悩む前にまず行動」そんな台風娘が、小さな町に旋風を巻き起こした記録。 この物語は1994年春、長野オリンピックを目前に控えた、長野県小布施町という小さな町から始まる。日本好きのアメリカ人、セーラ・マリ・カミングスが町にや…

【書評】『レッドムーン・ショック』 マシュー・ブレジンスキー

米ソ宇宙開発競争の舞台裏を描いた意欲作。 この長い物語は、1944年のオランダから始まる。ナチスが開発したV2ミサイル、その遺産をめぐる米ソの主導権争い、核開発競争とその輸送手段をめぐる競争、スプートニクショック、アメリカの人工衛星打ち上げまでの…

【書評】『自壊する帝国』 佐藤優

外交官であり、諜報活動員であった筆者による、ソ連崩壊のルポルタージュ。 筆者はノンキャリの外交官として、また諜報活動員として冷戦末期のモスクワに派遣される。そこで筆者はソ連の政治家、外交官、学生、ジャーナリスト、市井の人々などと交わり、様々…

【書評】『やりたいことがある人は未来食堂に来てください』 小林せかい

「あなたが世の中に軋みのように感じる「違和感」をヒントに、皆が理解できるレベルまで落とし込めば、それはあなただけの、あなたにしかできない取り組みになる」。そう語る筆者による、何かを始め、続け、伝えていくためのヒント。 筆者は全くの料理未経験…