2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】『When 完璧なタイミングを科学する』 ダニエル・ピンク

ものごとを為すのに、最適なタイミングは何か。そんな筆者の疑問から始まった、"How to"ではなく"When to"の本。 何かをするためには、タイミングが重要である。だがそのタイミングを科学的に分析した一冊。朝型人間と夜型人間の違い、運動を午前にするメリ…

【書評】『文明の血液』 湯浅赳男

「文明の血液」たる、貨幣から見た世界史。 偉大な文明を築き、そして維持していくためには、先立つものが必要である。貨幣という切り口から見た、メソポタミアから古代ギリシア、イスラーム帝国、古代中国、ヴァイキング、大航海時代、世界大戦の歴史。スパ…

【書評】『文明の人口史』 湯浅赳男 

人口という切り口から、世界史と人類史を紐解く一冊。 世界の人口は80億人を超え、増え続けている。だが日本をはじめとする先進国は、少子化による人口減少が課題となっている。歴史から見て、現代のこの状況は特異点なのか、それとも歴史の常態なのか。農業…

【書評】 『多拠点で働く 建築・まちづくりのこれから』

場所にとらわれず働く。コロナ禍を経て市民権を獲得した、新しい働き方を実践する人々の記録。 人類は、移動する生物である。誕生の地アフリカを出て世界に広がったように、我々のDNAには移動することが刻み込まれている。本書で紹介されている9組もまた、1…