2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』 庵野拓将

スポーツ科学やスポーツ栄養学などを基に、「科学的に正しい」筋トレ方法を指南する一冊。 筆者は理学療法士として、医学博士として、トレーナーとして、延べ6万人以上の体づくりにかかわってきた。ここ10年ほどは筋トレに関する学術研究は目覚ましい発展を…

【書評】『禍いの科学』  ポール・A・オフィット

「全てのものには代償があり、ただ一つの問題はその代償の大きさだけだ」。そう語る筆者による、科学の革新と進歩の話。 科学のたゆまぬ進歩により、我々の生活は日々向上し、豊かになっている。だが時には、科学も誤りを犯し、禍を及ぼす。3歩進んで2歩下が…

【書評】『マイノリティデザイン』 澤田智洋

「ピンチや弱さといった「マイノリティ性」は多様だからこそ、そこから生まれるアイディアも独創的になる」。そう語る筆者による、誰もが持つマイノリティ性から価値を生み出す方法論。 筆者はコピーライターとして活躍していたが、ある出来事をきっかけに、…

【書評】『昭和の怪物 七つの謎』 保阪正康

「歴史の史実の一つ一つには、当事者だけが理解できる何かが隠れている」。そう語る筆者による、昭和の怪物たちの評伝集。 東条英機、石原莞爾、犬養毅、瀬島龍三など、戦前から戦後にかけての歴史上の人物たち。彼らの近親者を含む、延べ4000人以上へのイン…