「理論の中ではどちらも論証可能でも、経験や歴史を通じてのみ、何が正しいか判断することができる」。予備校で世界史を教える筆者による、歴史を題材とした、経済学の入門書。
経済大国の西ドイツがユーロに加わった理由、
江戸幕府が
鎖国を決めたもう一つの理由、大陸封鎖令の真の意味、
ユダヤ人が金融業を営む理由、中国の王朝崩壊のサイクル、積極財政と緊縮財政の使いどころ、などなど。歴史を知っていれば、経済の仕組みも自ずと見えてくる。理論からではなく実例から入るので、抵抗なく頭に入ってくる。歴史も、経済も、一石二鳥で学べる一冊。おすすめ