2018-12-21から1日間の記事一覧

【書評】『ゲッベルスと私』 ブルンヒルデ・ポムゼル

これは、あの狂気の時代を生きた、ある女性の独白である。 本書の語り手、ブルンヒルデ・ポムゼルはドイツのごく普通の家庭に生まれ育った。我々と違うことといえば、彼女がナチス宣伝相のゲッペルスの秘書官であったこと。それまで何ものでもなかったヒトラ…