2018-01-17から1日間の記事一覧

【書評】 『わかりあえないことから』 平田オリザ

「わかりあえないところから出発するコミュニケーションというものを考えてみたい」。演劇人として様々な人々と関わってきた筆者による、価値観が多様化した時代のコミュニケーション論。 子どものコミュニケーション能力、ロボットを人間らしいと感じる瞬間…

【書評】 『廃墟の零年 1945』 イアン・ブルマ

1945年。全世界があまねく発狂した時代が終わり、廃墟からの再出発の一年の記録。 それは、希望に満ちた年になるはずであった。5月に欧州で、8月にアジアで、戦争は終わりを告げた。人類は輝かしい再生の歴史を歩み始めるはずであった。「血はさらなる血を欲…