世界中で猖獗を極めているCOVID-19。台湾が、なぜその脅威をほぼ完全に封じ込めているかをまとめた一冊。
天才IT大臣のオードリー・タン、ほぼ毎日記者会見を行った鉄人指揮官・陳時中、社会的弱者への目配りを忘れない
蔡英文総統など、適材が適時適所に配されていた台湾。だがそれだけでなく、様々な要因が重なって「台湾の奇跡」は起こった。
SARSから学んだ国と学べなかった国、日産1000万枚のマスク確保の理由、ITだけではない物心両面のサポート、台湾社会が一体化できたわけ、日本で
PCR検査の数が少ない理由、台湾が
外国人労働者にもマスクを配布する理由、などなど。偶然ではなく、自らの力によって奇跡を起こした台湾を、あらゆる角度から検証した一冊。2020年7月発行。おすすめ