【書評】『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか: 生き物の「動き」と「形」の40億年』 マット ウィルキンソン

「進化の途中で適応性が低下すると、最終的に有益な結果をもたらす変化であっても、途中で進化が止まってしまう」。そう語る筆者による、生命の進化の歴史。
 
現在の生物は、どのようにして現在の形にたどり着いたのだろうか?二足歩行のヒト、空を飛ぶ鳥、シーラカンスのひれ、移動しない植物、ハイハイする幼児、などなど。多種多様な進化の果てに、たどり着いた形状の必然性とは。40億年の進化の物語を貫く、法則性や因果関係を解き明かした一冊。おすすめ