【書評】『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』 cis

「割安だという判断は主観に過ぎない。株価こそが答えであり、世の中の総意である」。そう語る筆者による投資論。
 
筆者はデイトレーダーとして、200億円以上の資産を築いた人物であり、タイトル通り一人の力で日経平均を動かせる男である。浮き沈みの激しい世界で結果を残してきた男の投資哲学とは。順張りが優位な理由、勝率よりも大切なこと、ナンピンを勧めない理由、大きく負ける人の共通点、リスクヘッジの矛盾、ロジックでは説明できない相場、大きな勝負をするために必要な資質、などなど。彼の実績とタイトルの大言壮語からは想像もつかない、シンプルで守備的な投資手法。だがそういったシンプルで、負けない手法こそ、素人投資家が参考にすべき手法なのではないだろうか。おすすめ