【書評】『劣化するオッサン社会の処方箋』 山口周

「最近の古いもんはいったいどうなっているのか」。古い価値観に凝り固まり、不寛容で、排他的な、劣化した「オッサン」への処方箋。
 
いい年をしたオッサンによる不祥事が絶えない昨今、なぜオッサンは劣化したのか。そうしたオッサンにならないためにはどうすればいいのか。組織のトップがなぜ劣化するのか、フィードバックの効果、大隈重信が凄い理由、時間を経過するごとに若返っていくもの、経験の質と量、チャレンジが難しい真の理由、自分にストレスをかけたほうがいいわけ、などなど。年長者が能力や見識に優れているわけではなくなった世界で、オッサンが輝くための処方箋。オッサンに限らず、あらゆる世代が身に付けるべき、現代を生きるヒント。おすすめ