【書評】『国家はなぜ衰退するのか(下)』 ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン

国家はなぜ衰退するのか。下巻は17世紀の植民地主義から産業革命、そして現代まで。
 
なぜこんにちの国家間にはこんなにも不平等が存在しているのか。その起源は19世紀にある。工業化と技術改革を行った国の多くは、現在の先進国になった。ではそれを逃した国に発展の余地はないのか。また現在の先進国は、未来永劫先進国であり続けるのか。歴史と経済とを深く知る者だけが著せる、大統一理論の実践編。「日出ずる国」であり続けるために、必読の一冊。いちおし