【書評】『野蛮人の図書室』 佐藤優

「知の怪物」として知られる筆者による、真の教養を身に付けるための読書ガイド。
 
我々は野蛮人である、と筆者は喝破する。では野蛮人を抜け出して、教養人になるためにはどうすればいいか。そのためには自分の頭で考えること、その代理経験として読書をすることが必要になる。現代日本の社会の仕組み、政治制度と経済のからくり、9.11後の世界情勢、などのテーマに、どのような本を、どのように読むのかを解説した一冊。読みたい本のリストが膨れ上がる危険な一冊でもある。おすすめ