絶滅危惧種であるウナギは、食べていいのかどうか。ウナギ研究者がウナギにまつわる様々な疑問に答える一冊。
環境省や
国際自然保護連合(IUCN)により、
絶滅危惧種に指定されている
ニホンウナギ。どちらの指定でもトキなどと同じ、上から2番目に危険度の高いカテゴリに区分されている。にもかかわらず、ウナギは高級専門店からスーパーや牛丼屋まで様々なところで販売・消費されている。本当にウナギは減っているのか、食べても大丈夫なのか、ウナギ量の規制はされているのか、ウナギの完全養殖は実用化されるのか、ウナギの密漁は横行しているのか、ウナギ稚魚の放流は意味があるのか、などなど。豊富なデータをもとに、ウナギについての現状を知れる一冊。おすすめ