【書評】『人を選ぶ技術』 小野壮彦

人を見る目がある、とはどういう状態か。経営層のヘッドハンターとして活躍した筆者による、人を見る目の科学的な鍛え方。
 
筆者によると、人は2つの軸で分けられる。優秀か平凡か、善か悪か。人材を採用する際、誰もが優秀な善人を採りたいと思う。そして悪人は避けたいと思う。だがそうするためには、どうすればいいのか。人を見るうえでの4つの階層、コンピテンシーを見抜くポイント、エピソードから見つけ出すべきこと、会社のカルチャーを決める2つの要素、サイコパスな人を見分けるコツ、アメリカで大抜擢が多い理由、相手に自己開示してもらうためのポイント、などなど。再現性の高い、人を見るポイントが満載。おすすめ