【書評】『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 古賀史健

「「書く技術」を身に付けることは、「考える技術」を身に付けること」。そう語る筆者による、文章の書き方講座。
 
我々は、様々な文章を書くことを求められる。だがその文章の書き方自体は、みな我流で行っている。ライターとして活躍する筆者が、自分の持つ書く技術を惜しみなく披露した一冊。文章のリズムを決める要素、文章に感情や主観が必要なわけ、本当のリアリティを出す方法、読者を誰に想定すべきか、起承転結ではない文章構成、正しすぎる文章が伝わらないわけ、小さな嘘を防ぐためにすべきこと、推敲で客観視するために必要な工夫、などなど。今日から使える、文章のコツが山盛り。文章の書き方で悩む全ての人に。おすすめ