独立戦争時に設立されたという長い歴史を持ち、現在でこそ栄光と武勲に彩られた組織であるアメリカ海兵隊。だが元々は海軍内のならず者集団であり、常に自らの存在意義を問われ続け、廃止や規模削減の対象とされ続けたた存在であった。その誕生の歴史から、自己変革の繰り返しにより世界最強の名をほしいままにするまでの、長い道のりを追った一冊。海兵隊が独自の士官学校を持たない理由、自己変革組織の6つの要件、非営利の組織でありながら変化し続けられた理由、海兵隊員がほかの軍人より高スキルな理由、戦場で力を発揮するために常日頃心掛けられていること、などなど。詳細かつ綿密な分析により、アメリカ海兵隊の強さの秘密と、強くあり続けられる理由を探る一冊。おすすめ